原敬記念館開館50周年記念式典が行われ、出席しました。同記念館は、盛岡が生んだ初の総理大臣である原敬の偉業を後世に伝えるため、昭和33年10月20日に開館しました。

 原敬の生家の一部が保存されているほか、83冊に及ぶ「原敬日記」の原本や暗殺時の着衣など貴重な資料が展示され、毎年全国から多くの方が訪れています。

 原敬は、出身や身分に関わりなく、国民に選ばれた政治家が政権を担う政治を目指し、官僚を排した本格的な政党内閣を立ち上げたことで知られます。また、原自身も位階、勲章を持たず、質素な生活を過ごしたことから「平民宰相」と呼ばれ、広く国民に愛されました。

 同じ総理大臣でも、政策は官僚任せにして毎晩のように高級ホテルのバーを飲み歩く「セレブ宰相」とはまったく違います。偉大な政治家を生んだ盛岡の名に恥じぬよう、国民の常識と良識に合った政治を行ってまいります。