8日、民主党代表選挙が告示され、小沢代表の3選が事実上決まりました。同日の記者会見で小沢代表が発表した政権構想には、「『国民の生活が第一。』の大原則に基づいて、政治・行政の仕組みそのものをつくり替え、『格差がなく公正で、ともに生きていける社会』を築く。」という基本方針を掲げた後、昨年の参議院選挙以来取り組んできた、信頼できる年金制度の確立や、子育て・教育の支援策、農林漁業の活性化策、ガソリン税等の暫定税率や後期高齢者医療制度の廃止など具体的項目が並んでいます。

 いずれも民主党としてかねがね主張していることであり、国民にも違和感なく受け止められたことでしょう。一方で、福田首相の突然の辞任を受けた自民党総裁選挙では、経済・財政政策で主義・主張がまったく異なる人たちが候補に名乗りを上げています。前回の総選挙では、曲がりなりにも小泉首相の「上げ潮」路線で国民の信任を得たはずです。その方針に異を唱えている人たちは、国民の信任を得ないまま政権交代を目論んでいるといわざるを得ません。

 そうした偽装の政権交代劇では、いくら役者を揃えても国民の目を欺くことはできません。真の政権交代を果たし、小沢代表の政権構想を実現するために、私を含め民主党の各議員は地道な勉強と活動を続けています。