3月20日(日)9:00~10:00

繋温泉旅館組合との連絡会議

20日(日)、髙橋たじま県議会議員も同席し、繋温泉で旅館業を営む約10人方々からの要望と近況報告を受けた。

震災後8000件のキャンセルが発生し、現状稼働率0%を踏まえて寄せられた要望は以下の通り。

  1. 金融支援
    給与支払い等のための無担保、無保証、無利子(一定期間)の新規融資、及び、既存借入分の返済猶予の迅速な実行とその手続きの簡素化
  2. 雇用調整助成金の充実
    現行制度(通常時の60%の給与支払い、内約80%の助成)では、社員の収入が失業保険を下回る。社員への支給を増額するために助成金の増額を求める。
  3. 固定資産税の減免と納付猶予及び延滞金の不加算
    商品たる宿泊設備を活用出来ない状況にあることを考慮して欲しい。
  4. 社会保険料の納付猶予及び延滞金の不加算
  5. 公共料金支払い猶予
  6. 輸送力の強化
    東北新幹線復旧までの在来線特急の運行、花巻空港発着便(特に羽田便)の増便と定期便化、地域バスの速やかな再開
  7. 食材、燃料(特に重油)の確保

しなたけし代議士は、各要望に対する現状措置の確認と、雇用維持、観光地維持のための十分な措置が取られるよう最善の努力をすることを明言。さし当たり、県の地震被災者一時受け入れ施設に応募し、被災者保護に貢献するとともに一定の収入を確保することを提言。県の負担金を超えて費用(1500円程度)が発生する場合、施設利用者から自己負担分として徴収することが可能かを確認するよう髙橋県議に要請した。

盛岡市長と

10:30~11:30

谷藤盛岡市長訪問

佐々木博県議会議員とともに、盛岡市の被災状況の確認、被災者支援拠点としての盛岡市の取り組み及びそれに関連した必要な政府支援の確認。

13:00~14:00

岩手県石油商業協同組合訪問

岩手県石油商業協同組合の宮田理事長と野中専務理事と

岩手県石油商業協同組合の宮田理事長と野中専務理事を訪問し、供給状況や問題点を確認した。

宮田理事長からは、ガソリン、軽油に関しては、陸路、海路による関東以西からの供給体制が整いつつあり、優先先の沿岸部への供給から回復が見られており内陸部への供給も週内にはかなり回復するとの見通しが示された。

ただし、病院、老人ホーム、宿泊施設の暖房用、ハウス農家、火葬場の燃料として使われる重油に関しては優先順位が低いため供給が全くなく、県内在庫が枯渇していることが示された。

しなたけし代議士は、今後予定される宿泊施設への被災者の一時移動への対応も含め重油供給体制の確立の重要性を認識し、関係各省へ即座に重油供給の優先度を上げる旨要請した。

また、偶然、大船渡から駆けつけたガソリンスタンド経営者から、現地のスタンド不足の現状、それを踏まえての綿密に計画された統制のとれた各燃料の供給体制の確立の必要性を直に聞く機会に恵まれた。

報道各社訪問

被災現場入りした各報道機関から現地の状況の確認をした。