街宣活動年金問題をどうするかが、今問題となっていますが、年金問題は大きく4つに分けられます。

1.消えた年金問題
加入者が保険料を納めたのに、社会保険庁に記録が残っていないという問題。当初政府は、加入者の側で領収証等により納付の事実を証明せよというスタンスでしたが、民主党などが立証責任を国民に課すのは筋違いであると主張したため、領収証等がなくても、説明に合理性があれば納付を認めるというスタンスに変化してきました。

2.宙に浮いた年金問題
社会保険庁のコンピューターに納付記録はあるが、誰が納付したか分からないという問題。政府は来年3月までに照合を終え、その結果を加入者全員に通知するとしています。民主党は、まず既存の納付記録を送付して、加入者全員に記録確認の機会を設けるとともに、コンピューター上の記録だけでなく、その元となる紙の台帳にさかのぼって記録を調査し、正しい記録に直すことを主張しています。

3.年金の財源問題
現在の保険料方式では、保険料を長期間納めなければ受給資格が得られず、また保険料の納付率が下がると年金支払いに支障が生じます。民主党は消費税を最低保障年金の財源とする方式を主張しており、これにより全ての国民が受給資格を得られ、年金財源も安定します。

4.保険料の徴収問題
社会保険庁解体後、日本年金機構という民間組織に徴収を委ねるのが政府の案、国税庁を改組した歳入庁に徴収を委ね、規律ある徴収を行なわせようというのが民主党案です。

我が民主党は、分かりやすく信頼できる年金を目指しています。

しなたけし

参考

民主党のマニュフェスト