IMG_301019日、民進党岩手県連では「参院選総決起集会」を開催しました。日曜日の午前中にもかかわらず、県内各地から約400名の支援者にお集まり頂きました。ご協力、ご参加頂いた皆様に心より感謝申し上げます。

集会では、参院選岩手選挙区において野党統一候補となる予定のきどぐち英司氏、次期衆院選岩手2区において民進党公認で野党統一候補となる予定の畑こうじ氏が決意表明。さらに、応援弁士の山尾しおり政調会長からも、力強い激励のあいさつがありました。

IMG_3048それに先立ち、県連の幹事長である私からは、今回の参院選への取り組み方針を述べました。申し上げたのは、安倍首相の言う「新しい判断」を国民の「正しい判断」で覆してほしいということです。

安倍首相は、現下の日本経済の状態は悪くないとしつつ、「新しい判断」だとして消費増税を先送りしました。消費増税の先送りの是非はさておくとしても、この言い方には「ウソ」と「ごまかし」があります。

ひとつは日本経済の状態。日銀がいくら国債を買って市中にお金をばらまいても、マイナス金利にしても、2%の物価上昇目標は達成できていません。そして、賃金も年金も物価上昇分を差し引くとマイナスです。最近では、株価も下落し、円高も進行し、経済は冷え込む一方です。日本経済の状態が悪くないというのは、明らかな「ウソ」です。

もうひとつは「新しい判断」というと聞こえはいいですが、要は、1年半前の解散総選挙の時の「消費増税は先送りしない」、「必ずやその経済状況を作り出す」という首相の約束が守れなかったということです。約束違反を「新しい判断」と言い換えるのは、ごまかし以外の何物でもありません。

考えてみれば、安倍首相は、「議員定数を減らす」、「聖域を守れないTPPに反対する」と約束はしたものの、ほとんど守られていません。にもかかわらず「新しい判断」だという言い訳が通用するのであれば、時の権力者のやりたい放題になります。有権者がそのような言葉にごまかされず「正しい判断」をすることで、真の民主主義政治が実現されます。

私たちもマニフェストが守れず政権を失った苦い経験があります。参院選においては、公約集に「国民との約束」と名付け、必ず守る決意を示しました。民進党が国民の「正しい判断」の拠り所となるよう、「国民との約束」に掲げた政策を丁寧に訴えてまいります。

なお、「国民との約束」は民進党ホームページ(https://www.minshin.or.jp)を開き、「民進党の重点政策:国民との約束」をクリックすると、PDFがダウンロードできます。