代表質問 18日から通常国会がスタート。同日の施政方針演説等を受け、衆議院では、21、22日に代表質問が行われました。民主党からは、鳩山幹事長古川元久議員が質問に立ちました。総じて質問者の発言中は、拍手や声援、野次が起こり、議場が盛り上がるのですが、福田首相が答弁を始めると議場が静まり返るという異様な光景が繰り広げられました。

身内の自民党伊吹幹事長からも、「日本のあるべき国家像を、総理自らの言葉で、率直に国民に語っていただきたい」と注文されましたが、各党代表からの年金、消費税、道路特定財源、温暖化対策、安全保障など多岐にわたる質問に対し、首相は、官僚が作成したと思われる書面をつぶやくように読み上げるだけ。「この人は、何のために首相をしているのだろう?」という素朴な疑問を抱きつつ、無味乾燥な答弁を聴いていました。

この二日間で、日経平均株価は1287円の急落。最高権力者としての気迫や威厳が感じられない首相に、株式市場も拒否反応を示しています。