3日、清水町の南昌荘で開催されている市民の歴史探究館の出前企画「鉄路と先人と太平洋戦争」展を訪問しました。同館の山田公一代表より、鳩山首相の曾祖母、故鳩山春子様と岩手県の所縁を示す資料の展示があるとのご連絡をいただきお伺いした次第です。

    会場には、ご紹介いただいた資料以外にも、維新の三傑の一人で奥羽振興を唱えた大久保利通氏や南部利剛公の書軸等大変興味深い所蔵品が展示されていました。代議士は、その中でも、日本最初の本格的政党内閣を実現し民主政治の確立に尽力した第19代内閣総理大臣原敬の不窺園録(原敬ノート)の一文に深く感銘したようです。その一文は、藩閥政治の下、自由民権運動が弾圧される時代に、司法省法学校(東京大学法学部の前身)試験の最重要設問に対し、かなり進歩的な役人の本分論を展開した事実を示すものでした。

 話題は逸れてしまいますが、今回の会場の『南昌荘』といえば、2007年のNHK連続ドラマ小説「どんど晴れ」の旅館 加賀美屋のモデルとなったことでも有名です。昨年、盛岡には「続・どんど晴れ」誘致協議会が設立され続編制作誘致事業を展開しているようです。「続・どんど晴れ」、実現するといいですね。

市民の歴史探究館     岩手県盛岡市上の橋2-6  電話:019-653-3777

南昌荘                     岩手県盛岡市清水町13-46  電話:019-604-6633