衆議院予算委員会が佳境に入ってきました。予算委員会4

先週は、4日の地方公聴会を挟み、連日朝から夕方まで7時間の審議が続きました。私も、島根での地方公聴会(4日)、総務委員会(5日)、地方創生の集中審議(6日)と3日連続で質疑に立ちました。政府与党と野党との真剣勝負が続き、私も質疑中に野次を浴びることが多いのですが、6日は質疑中、初めて与党議員から拍手を受けました。

それは、質疑の冒頭、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップの国内会場の一つに釜石が選ばれたことを取り上げた時のことです。「野田市長をはじめ関係各位のご尽力に敬意を表し、ご支援頂いた全国の皆さんに感謝したい」と語ると、期せずして委員室から拍手が沸きました。

私は、ラグビーワールドカップと被災地の復興を共に前進させるために国の支援が必要だと述べ、安倍首相に対し、ワールドカップ成功と被災地の復興の両立に向けた考えを質しました。安倍首相は、地元の無名選手が中心の新日鉄釜石が昭和50年代に日本選手権で7連覇を成し遂げた偉業にも触れつつ、「復興のシンボルになり、被災地を勇気づけて復興の加速化につながる。被災地の意見を聴きながら必要な支援を行う」と質問に対し、正面から誠実に答えてくれました。

いつも質問と関係のないことを延々としゃべり続ける安倍首相を見慣れているせいか、これには少し驚きましたが、久々にありがたい答弁でした。ラグビーは試合終了を「ノーサイド」と呼びます。激しい肉弾戦を繰り広げた相手でも試合が終われば仲間である、という精神を表す言葉です。私も質疑の後、安倍首相に御礼を述べました。

ところで、試合の後にノーサイドになるためには、審判が中立公平であることが前提です。いくら有能な審判でも、「自分は巨人ファンだ」と公言する人が巨人対阪神戦の主審を務めたら誰も納得しません。籾井会長は政治的中立が厳しく要求されるNHKのトップでありながら、政府側にすり寄る発言を繰り返します。

この日の質疑でも、過去の発言がNHK会長の資格要件に反するのではないかと尋ねましたが、籾井会長は「個人的見解であり、取り消したので問題ない」と開き直りました。NHKが「ワンサイド」になったら、与党が今まで以上にやりたい放題となり、野党と歩み寄って政治を前に進めることは困難になります。「ノーサイド」の精神にそぐわない籾井会長には、速やかに退場願いたいと思います。