今年のゴールデンウィーク(GW)は真ん中に3日間の平日が入り、2週続けての「中型連休」という印象でした。とは言え、29日から5日までの間に祝日が4日間も集中し、最終日の6日は火曜日でお休みでした。ところで、6日はなぜ休日だったのでしょうか?

実は私も妻に聞かれて、「振替休日でしょ」とは答えたものの、どの日の「振替」なのかは分かりませんでした。その答えは、「祝日法」の3条2項という条文から導かれます。そこには、「『国民の祝日』が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い『国民の祝日』でない日を休日とする」と書かれています。

つまり、今年は4日の「みどりの日」が日曜日で、5日は「こどもの日」で祝日なので振替休日にならないので、「みどりの日」の振替休日が6日になったというわけです。このルールは、昭和48年に「国民の祝日」を大切に扱おうという趣旨で設けられたようです。自らの不明への反省を込め、GW中の祝日の意義を振り返ってみます。

まず、29日の「昭和の日」は、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」日とされています。人類最大の不幸である戦争を乗り越え、平和で豊かな日本を築いてきた先輩方に深く感謝しつつ、次世代につなぐ責任を痛感します。

3日の「憲法記念日」は、「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」日です。ルールを無視して自国第一主義を貫くトランプ大統領が米国の国際的な地位を貶めています。国の成長のためにも、権力の暴走を防ぐ憲法を守っていく必要があります。

4日の「みどりの日」は、「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」日です。地球温暖化による異常気象が、食料の生産に悪影響を与え、大船渡市の山林火災のように災害を大規模化させています。目先の利益や快適さにとらわれる心が自分の将来を危うくするという自覚を持って、地球温暖化対策に取り組まなくてはなりません。

5日の「こどもの日」は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日です。「こどもの日」が「母に感謝する日」でもあると定められていることは初耳でした。祝日法が成立した当時は、育児が女性の役割だったことが影響しているのかもしれません。共働きが主流になった現在では「父母に感謝する日」となるべきです。しかし、現実にはそうなっていないことが少子化の大きな要因なのかもしれません。

GW最後の振替休日は、各祝日の意義を「振り返る休日」とする価値がありそうです。