23日、立憲民主党の代表選挙が行われ、私が支援した元総理大臣の野田佳彦さんが新代表に選ばれました。ご協力頂いた党員・サポーターの皆様に心より御礼を申し上げます。

代表選挙は4人で争われ、野田さんは1回目の投票で党員・サポーターの票などで他の候補を引き離して1位。2位に入った前代表の枝野さんとの決選投票では、党員・サポーターの投票がないことが不安材料でしたが、3位の泉さん、4位の吉田さんに投票した国会議員と国政候補予定者の票のほぼ半数が上乗せされたことに加え、各都道府県連の票が枝野さんを大きく上回ったため、無事に勝利を収めました。

この決選投票は、勝った方が自民党の新総裁と来るべき解散総選挙で政権の座をかけて争うことになります。いわば、トーナメントの「準決勝」のような位置づけです。野田さんは代表選挙の期間中、一貫して「政権交代前夜」だと述べ、決選投票前の演説でも「政権交代こそ最大の政治改革だ」という言葉で締めくくりました。「政権交代」という言葉を使わなかった枝野さんに比べると、「決勝戦」を見据え、仲間を奮い立たせる内容でした。

一方、27日には、自民党の総裁選挙が行われました。こちらは1回目の投票で1位だった高市さんと2位だった石破さんの決選投票となりました。1回目の投票で、二人は党員・党友の票では互角でしたが、国会議員の票では高市さんが大きく上回っていました。決選投票は、党員・党友の票がなく国会議員の票が決め手となるため、高市さんが有利と思われましたが石破さんが大逆転で勝利を収めました。

石破さんの勝因は最後の演説にあったと思います。とくに「ルールを守る自民党でなければならない」という表現は、高市さんにとって大きな打撃でした。9人の候補の中で唯一、総裁選告示前に全国の党員らに自分のリーフレットを配布し、「ルール違反ではないか」という指摘を他の候補の陣営などから受けていたからです。高市さんは、最後の演説でも制限時間が過ぎても演説を続け、自ら「ルールを守らない政治家」という印象を強めました。こうしたルールを無視するやり方に不満を持つ議員、とくに決選投票に残れなかった7候補を支援していた議員が、決選投票で石破さんの支持に回ったのではないでしょうか。

ただし、まともな「ルール」でなければ「ルールを守る」と言っても無意味です。これまでの国政選挙で自民党勝利の要因にもなってきた、統一教会や裏金の問題を二度と起こさないルールをどのように作るのか、はっきり示してもらう必要があります。準決勝が終わってこれからが本当の勝負です。石破さんはなかなか手強い相手ですが、公平・公正なルールの下、野田さんが横綱相撲で決勝戦を制することができるよう、全力で支えます。