6月30日、盛岡市出身の菊池雄星投手がプロ入り初勝利を挙げました。
先週の平泉の世界遺産登録に続き、岩手を元気付けてくれました。ニュースで彼の投球を少し見ました。彼が右打者の内角に全力で投げ込む姿を見て、クロスファイア投法という言葉を思い出しました。
クロスファイア投法とは、斜め上や横から投げる左投手が、右打者の内角に直球を投げ込む様を指して、よく使う言葉です。右打者から見ると、投手が投げたボールは右斜め前方から自分の懐に向かって食い込むように飛んできます。
これでストライクを決めるのは、左投手にとって最高の見せ場。ただし、右打者からすると、実は一番ボールの軌道が見やすく長打にしやすいのです。投手としても、ちょっと手元が狂うとデッドボールになります。見た目以上に難しい投法です。
プロ野球の世界でクロスファイア投法をするには、相当の度胸と球威とコントロールを兼ね備える必要があります。今回の雄星投手はそれができていました。無難に勝利を拾いにいくのではなく、難しいことに正面から挑戦した結果が今回の初勝利です。
他方、国会は70日間の会期延長が決まりましたが、野党側は菅総理の政権運営を批判し、審議が進みません。
「私の顔を見たくなかったら法案を通せ」と自らへの批判の多さを逆手に取ったり、自民党の無名の新人議員を突如政務官に引き抜いたり。菅総理は、この回が終わったらマウンドを降りると言いながら、ストライクゾーンを大きく外れた変化球を投げ続け、次の回に進むメドが一向に立ちません。
28日の両院議員総会で、私は「国会を冒とくするべきでない」と菅総理に苦言を呈させて頂きました。雄星投手のように、難題から逃げずに真っ正面から挑んでいくことを強く望みます。それができないのであれば、一刻も早く次の投手にマウンドを託すべきです。