8日夜、長妻昭衆議院議員を盛岡市の教育会館にお招きし、「2008政経セミナー」を開催しました。
長妻議員と言えば、年金記録問題をはじめ、道路特定財源など税金の無駄遣い、居酒屋タクシー問題など官僚の不祥事を次々に明るみに出し、TVの討論番組でも、客観的なデータに基づいた説得的な意見を述べられ、与党議員を圧倒しています。今や日本で一番活躍している政治家の一人です。
そんな長妻議員とは、年金問題を扱う民主党の総務・厚生労働部門会議を通じて親しくさせていただいています。今回のセミナーへの参加も、過密スケジュールの合間を縫って快く引き受けていただきました。長妻議員のお話を生で聴けるめったにないチャンスとあって、開演1時間以上前から続々とお客様が訪れ、最終的には定員800人をはるかに上回る1100人以上の方に来ていただきました。
来賓を代表して民主党岩手県連代表の工藤堅太郎参議院議員からご祝辞をいただいた後、私から長妻議員のご紹介を兼ねた挨拶。TVタックルのテーマ曲に乗って登場した長妻議員は、開口一番「この曲を聴くとアドレナリンが出てくる」と言って会場を沸かせた後、消えた年金問題の実態や、税金無駄遣いの温床である、ひも付き補助金、天下り、特別会計、官製談合、随意契約(それぞれの頭文字をとって、民主党ではHAT-KZシステムと呼んでいます。)について熱く語り、政権交代をして税金の無駄遣いを一掃すると決意を述べました。

続いて、私から、昨年の補選当選後1年間の国会の動きと私自身の国会での活動を報告しました(ビデオ)。

①政府・与党に失政の責任をとらせ、
②長期政権がもたらした官僚・業界との慣れ合い政治を断ち、
③国民が政権を選択できる二大政党政治を確立し、
④民意と政権とのねじれを正すため、政権交代が是非とも必要だ

と訴えました。 そして、政権交代のためには、まず私自身が選挙に勝つ必要があり、弁護士として身につけた人権尊重の心、銀行・証券勤務で培った金融知識などの技、学生時代の野球で鍛えた体、の心技体でがんばりたい、と述べました。

その後、長妻議員と私とで、国会質問の極意や、官僚から情報を引き出す苦労、目指すべき政治家像などについて、ユーモアを交えつつ語り合い、最後に長妻議員に、取れたてのトマト、三大麺セット、小岩井デザートなど、岩手ならではの品々をお贈りして、盛況のうちに1時間半のセミナーを終えました。華やかな活躍の陰で根気強く地道な努力を続ける長妻議員の仕事ぶりは私にとって素晴らしいお手本であり、今回、長妻議員のお人柄に初めて接した多くのみなさんも感銘を受けたことと思います。

【参考】
・毎日新聞 2008/6/23 長妻流「情報の壁」突破法 居酒屋タクシー・年金