9日、岡田克也副代表ほか、民主党地球温暖化対策本部の国会議員6名が新エネルギー施設の見学のため、岩手郡葛巻町(くずまきまち)を訪れました。私も、地元国会議員として、工藤参議院議員、主濱参議院議員と共に随行しました。
 いわて沼宮内駅から葛巻町に向かうバスでは、鈴木重男町長自らマイクを握り、「ミルクとワインとクリーンエネルギーのまち」を目指す葛巻町の現況を流ちょうに説明。同町長は、私と同じ昨年の7月29日に初当選され、就任後100日余りで同町を視察に訪れた約170件もの団体に応対したそうです。
意見交換会と昼食の後、ペレット・ストーブの燃料であるペレット(端材や樹皮の粉末を長さ1センチ程度の細円柱状に圧縮固形化したもの)の製造現場を見学。原油高とストーブの小型化により、最近では石油ストーブとコスト面で大差がなくなってきたそうです。続いて、葛巻中学校の太陽光発電設備や、森林の間伐作業から発生するチップ材等を利用する発電プラント、家畜の排せつ物等を利用するバイオガス・プラント等を見学。他に、風の強い気候を生かした風力発電施設もあります。
葛巻町を含め岩手は森林や田畑が多く、光合成によって温暖化の原因である炭酸ガスを減らしています。加えて、同町のようにクリーンエネルギーを最大限活用しようという試みもあります。岡田副代表らは地球温暖化防止に貢献する岩手の力を実感しつつ、まだ雪深い葛巻を後にしました。
【参考】
地球温暖化対策本部、岩手県葛巻町の先進的な自然エネルギーの取り組みを視察