しなたけし事務所では、16日から17日にかけて、ボランティアツアーを開催しました。昨年5月以来2度目の開催で、代議士、髙橋但馬県議をはじめ16名が参加しました。

16日夕方に盛岡駅に集合して、一行は繋(つなぎ)温泉へ向かいました。初対面の方も多かったのですが、旅館での懇親会を通して、すっかり打ち解けた様子でした。

17日、朝早く旅館を出発して、ボランティア作業に向かいました。今回の作業は、大槌町にある吉里吉里(きりきり)海岸の清掃でした。大槌町は他の自治体にもまして津波の被害が大きく、町長も津波で亡くなりました。吉里吉里海岸は町の北部に位置し、夏場はキャンプ場、海水浴場のにぎわう所ですが、まだ海を使える状況になく、今年も海開きは行われませんでした。

清掃の中心は、砂浜に付着した海藻を取ることでした。一見すると、ただ手で取るだけに見えましたが、砂浜に深くからまった海藻も多く、一同、汗だくになりながらの作業となりました。代議士もツイッターに書いていましたが(つぶやきはこちら)、津波の被害の根深さを象徴するようです。

昼食を取ったのは、海岸に程近い「復興食堂」でした。カレーライスやラーメンなど、安くてボリュームのあるメニューが並びます。お昼時とあってとても混んでいましたが、町の人は「いろんな人がきて、地元の言葉、東京の言葉、いろいろ聞けるのがよい。」とのことでした。一番のメニューは、人とのふれあいなのかもしれません。

 午後3時、作業を終える頃には一同くたくたでしたが、普段は感じることのない被災地の現状を知り、力を尽くしたということで、すがすがしい笑顔があふれていました。

(写真中央がしなたけし、右が髙橋但馬県議)

 

今回のツアーは、4月末に実施した宮古視察で、「ボランティアの力がまだまだ必要だ」という声をいただいたことがきっかけで開催することになりました。これからも、被災地の生の声を活かしていくことが、復興に向けて大切だと感じます。