6日、代議士は、盛岡市が沿岸被災地へボランティア活動に行かれる方々を長期的に支援する目的で設置した「かわいキャンプ」を視察訪問しました。

 旧宮古高校川井校の校舎を利用した同施設は、盛岡から約55キロ、宮古から約40キロに位置し、教室に畳を敷き詰め約100名分の宿泊スペースを確保、簡易シャワー、洗濯機、集会・娯楽室、食堂も用意されボランティアの後方支援の拠点になっています。

  当日は、8時からのオリエンテーションに間に合うべく盛岡を6時半に出発、7時50分の現地到着となりました。オリエンテーションには、北は北海道、南は九州まで、全国各地からのボランティアの方々約30人が参加。入退所者を拍手で歓送迎した後、当日の活動地・活動内容・担当者の発表があり、宮古市、山田町、大槌町の現場に元気に向かわれました。

 7月6日にオープンし、夏場には100名にも達した施設利用者は、被災地の宿泊施設の復旧や未入居仮設住宅の利用が進んでいることに加え季節要因もあり、現在は週末で40名程度、平日は20名弱まで減少しているとのことでした。しかしながら、被災地の復旧・復興には、まだまだ長い時間と、全国の方々からの温かい支援が必要です。それを支える為にも、このような地方の取り組みを国が財政面、制度面でもっと積極的に支えていかなければなりません。

 代議士は、翌7日の衆議院予算委員会の質疑において、この「かわいキャンプ」、別稿で紹介した「もりおか復興センター」および「県立大生による復興支援」の取り組みを盛岡に生まれた復興の芽として取り上げつつ、野田総理に復興への決意を問いました。