29日(土)、代議士は岩手県立大学の大学祭を訪問。大震災後間もない5月に、同大学による被災地支援の取り組みをお伺いしたのに続いての訪問となりました。

 同大学の中村学長に5月以降の活動や取組みの進展を伺い、学生によるさんさ踊り(2年連続最優秀賞)やダブルダッチ(全国大会出場)が花を添えたオープニングセレモニーに参加した後、大学祭実行委員会広報部長の瀬川輝美さんに案内いただき構内の各ブースを巡り見学しました。

  まずは、「仕事の復興支援」をテーマに、被災地商品を東京で販売しPRするイベントの開催を企画し立ち上がった9人の女子学生からなる「復興ガールズ」のブースを訪問。今回彼女たちは、高田松原の松を利用し制作したオリジナルデザインのキーホルダーを販売中で、売り上げの一部は被災地に寄付されるとのことでした。復興支援活動は好評で引っ張りだこの彼女たちの悩みは活動費の工面とのこと。心ある活動を支えるためにも効果的で的確な政治や行政の支援が必要です。

 学生ボランティアセンターのブースでは、「いわてGINGA-NETプロジェクト」が印象的でした。7月の終わりから2カ月間、全国146大学から学生1086人が参加し、仮設住宅における「コミュニティづくり」を目的に、お茶っこサロンやお祭りの開催、子どもたちの遊びや学習支援と「地域の絆をつくる」様々な取組みを行った活動です。岩手県に密着した県立大の学生が、全国の学生からの「力になりたい」との思いと被災地・被災者のニーズを結びつけ、リーダーシップを発揮することにより、被災地を元気付けるとともに全国の学生とのネットワークの構築も進んだようです。

 地域に根ざした学生達が、絶えず目的意識を持ち、実行し、そして進化する。教職員も労を惜しまず積極的に学生をサポートする。まさに、岩手の学生ボランティアの要ここにありを実感する訪問となりました。