初当選した平成19年以来、原則週一回発信してきたこのブログも平成最後となりました。昭和から平成に変わった31年前の1月、後にプロ野球に入団する小林至君ら大学野球部の仲間6人と雫石町の実家で過ごしていました。彼らをスキーや観光などに連れて行き冬休みを満喫していましたが、昭和天皇ご逝去のニュースで世の中の雰囲気が一変し、新元号を祝うどころではありませんでした。

平成という時代そのものも「100年に一度」、「1000年に一度」と言われるような常識を覆す事象が次々と起こり、それまで当り前だと思っていたことがいとも簡単に壊れ、失われてしまうという現実に直面しました。「平成」の文字とは裏腹に、らな道というよりも起伏の激しい道を歩んだ時代であり、新しいことをし遂げたというよりもこれまで築き上げてきたものが壊された時代だったと思います。

そんな時代にあって、今上天皇陛下は全国各地を巡られ、常に国家の平和と国民の平穏無事を祈り、大災害があれば現地をお見舞いされ、「日本国民統合の象徴」(憲法1条)の役割を十二分に果たされてきました。東日本大震災の直後、避難所となった体育館の固い床に膝をついて被災者を励ますお姿を見て、自分も勇気づけられ復興に取り組んできました。

2月25日に行われた即位30年を祝う「宮中茶会」に参列した際、陛下にその時の御礼を申し上げ、「ご慰問された釜石市で、今秋ラグビーのW杯が開かれます」とお伝えしところ、穏やかな笑顔を浮かべながら「うまくいくといいですね」と仰られました。

ご退位に一抹の寂しさを感じますが、陛下のご功績に報いるためにも、新時代「令和」は震災復興や人口減少、経済格差など山積する課題を解決し、次の世代が夢と希望を持って暮らせる時代にしたいと思います。

国民民主党岩手県連でも、新時代を迎えるにあたり新たな取り組みを始めます。28日に行われた常任幹事会において、政治塾「新時代いわて」を立ち上げることにしました。新時代のいわてを元気にするために、高い志を持つ優れた人材を発掘・養成するとともに、現在活躍中の各級議員の皆さんに自己研さんの場を提供し、未来を切り拓く政策を構想、発信しようというものです。

心機一転、次の選挙のためでなく次の世代のために頑張ります。