17日、盛岡市において、県内各地から多くのご来賓と200名を超える支援者の皆様にご出席頂き、「国民民主党岩手県総支部連合会」の結成大会を開催しました。県連代表には黄川田徹前代議士、私は代表代行と選挙対策委員長を務めることになりました。

昨年の解散総選挙以来、別々の党での活動を余儀なくされていた旧民進党の自治体議員全員が「国民民主党」に集い、来年の参院選と統一地方選に向けて大きな一歩を踏み出すことができました。結成大会にご参加頂いた皆様をはじめ、逆境の中で私たちを支えてくださった多くの皆様に深く感謝を申し上げます。

結成大会には党本部から古川元久幹事長が参加し、その後の講演会、街頭演説会で私と一緒に「国民民主党」の理念や基本姿勢を演説しました。古川幹事長は、リンカーンの演説を引用しつつ、「国民民主党の『国民』には、現政権に欠けている『国民のために(for the people)』という思いを込めた」と強調。

私からは、「党の綱領にある『改革中道政党』とは、人口減少、財政悪化、安全保障といった重要な国政課題について、AかBかという二者択一ではなく、両者のメリット・デメリットをよく見極めて現実的な解決策を示す政党という意味だ。現在の不毛な国会を打破するためにも、このような政党を創る必要がある」と述べました。

さて、その国会では、150日間の会期末となった20日、与党が急きょ32日間の延長を決めました。サッカーの試合にたとえれば、90分の試合時間の終了直前、「点が入らないので残り時間を20分加えます」と相手から一方的に告げられたようなものです。

与党はこの間に、過労死につながる高プロ制度を含む「働き方改革法案」、賭博犯罪特区を設けてギャンブル依存症患者を増やす「カジノ整備法案」、党利党略のため参議院定数を6増やす法案など、国民の多数が反対する法案を強引にゴールに押し込もうという魂胆です。

そもそも、虚偽答弁や文書隠ぺい・改ざんの責任をとって退場すべき安倍首相や麻生大臣が試合に出続けたり、国会で説明責任を果たすべき首相夫人や加計理事長が試合に出場せずベンチ裏に隠れていたり、安倍政権にはフェアプレー精神のかけらもありません。

サッカー日本代表は、W杯直前に監督が代わって不安の声が広がりましたが、チーム一丸となって戦い、試合で結果を出し、一気に評価を高めました。私たちも残された試合時間、同志が結束し、一つでも多く成果を挙げられるよう、正々堂々戦うのみです。