新年あけましておめでとうございます。旧年中は、大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨年11月の衆議院解散以来、総選挙、代表選挙、役員室長就任と慌ただしい日々が続きましたが、この正月は、しばらく机に積んだままだった経済関係の本や新聞各紙を熟読しました。
その中で印象に残ったのは、サッカー日本代表でイタリアの1部リーグでも活躍する長友佑都選手のインタビュー記事です(〈子どもとスポーツ〉1月1日付朝日新聞)。5年前は、大学のサッカー部でベンチに入れず、スタンドで応援の太鼓を叩いていた彼が、どうやって世界に通用する選手になったのか、よく分かります。一番感銘を受けたのは、苦手なことに出会った時の心構えです。
「僕は自分の苦手なところを、自分の伸びしろだと思うことにしています。たとえば走ることが僕は苦手でした。でもそれを自分の武器に変えればすごい選手になれる、というふうに思いました。そう思って走るうちに、走るのが楽しくなってきました。」
自分の弱点は、自分を進化させるための「伸びしろ」であり、弱点を武器に変えられればすごい選手になれるという前向きな発想が、彼を一流選手に導いたのでしょう。
現在、この国は弱点を多く抱えています。国民の生活に不可欠な農林漁業の衰退、原発事故等による電力供給の不安定化、少子高齢化による労働力の減少、財政悪化による公共インフラ整備の遅れ、など。これらの弱点は、被災地の復興の足かせにもなっています。
しかし発想を変えれば、これらの弱点は「伸びしろ」となります。
・農林漁業の生産地で加工、流通まで手がける6次産業化を進める
・再生可能エネルギーや省エネルギー関連産業を主要産業に育てる
・高齢者の方々の知識、経験を活かした活躍の場を作る
・豊富な民間資金を公共インフラ整備に活用する
こうした弱点を武器に変える取り組みこそ、被災地の復興と日本の再生につながる。長友選手のインタビューを読んで、そう確信しました。