細野豪志環境大臣は、41歳の若さで当選4回。党内外の多くの議員に信頼され、震災後は被災地に足繁く通い、平野復興大臣と共に震災復興と原発事故収束に懸命に取り組んできました。
消費増税法案の採決をめぐり、民主党内で小沢グループと反小沢グループの対立が頂点に達していた6月頃、私は、総務政務官を一緒に務めた小川淳也代議士と共に、グループのしがらみに囚われず党内結束のために一緒に活動しようと、多忙な細野大臣に声を掛けました。
それから津村啓介代議士など5人の若手議員にも参加して頂き、民主党の再定義と再統合、さらに国民の政治への信頼回復のため何をすべきかにつき、議論を重ねました。この間、消費増税法案は三党合意によって成立し、多くの民主党議員が離党し、衆議院で内閣不信任案が提出され、参議院では首相問責決議が行われました。
政治の混迷と醜態が続く中、私や小川さんは、今回の代表選挙こそが、民主党が本来の姿を取り戻し、政権交代で実現した二大政党政治を進化させる最大のチャンスと考え、細野大臣には、時間をかけ丁寧に代表選への出馬をお願いしてきました。
野田総理が再選を目指す以上、野田内閣の一員たる細野大臣はそれを支えるべきだとか、「選挙の顔」として選ぶのは短絡的だという批判がありました。しかし、特に東日本大震災以降の細野大臣の活躍を見ていると、そうした批判を乗り越えるだけの総理にふさわしい資質を持っています。
例えば、
・勇気を持って危機に対処し、責任を全うする覚悟を持っている。
・被災地の声に真摯に向き合い、自らの言葉で説明責任を果たすことができる。
・すべての同僚議員に活躍の場を与え、党の団結力を高めることができる。
・変革の時代にふさわしい、清新かつ誠実なリーダーである。
という点で、彼ほどの政治家はあまりいないと思います。
私たちは、細野大臣は「選挙の顔」ではなく、この時代の「日本の顔」にふさわしいと考えていました。残念ながら、今回は諸般の事情により代表選出馬を見送りましたが、これですべてが終わるわけではありません。細野大臣や小川代議士らと力を合わせ、引き続き民主党が本来の姿を取り戻し、政党政治が国民の信頼を回復するための活動を続けようと思っています。