日頃より、多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。おかげさまで5年前の初当選以来、政権交代、総務大臣政務官、政策調査会副会長と、未熟ではありますが順調に政治キャリアを積み重ねてくることができました。
しかしながら、今の民主党は、応援して頂いた皆様に対して、到底胸を張れるような状況ではありません。マニフェストの実現は道半ばにして、今回の3党合意のように、自民、公明両党にすり寄ってしまうのでは、いったい何のために政権交代したのか分かりません。
民主党への失望の声が強まる中、小沢さんは今の民主党に留まる意味はないと、意を決して多くの仲間と共に離党されてしまいました。
私も現在の政権運営には問題があると、野田総理はじめ党執行部には再三にわたって改善を訴えてまいりましたが、それは受け容れられず、先日の社会保障と税の一体改革法案採決では、反対票を投じざるを得ませんでした(詳しい経緯は私のブログ[shina.jp]をご参照ください。)。
ただ、ここで民主党を離れることは、小沢さんをはじめ先輩方の大変なご労苦により、ようやく出来上がりつつあった、国民が政権を選べる政治、即ち「二大政党政治」から遠ざかることにもつながります。私は、党に残って改革すべきと考えました。
民主党が国民の期待する姿からかけ離れている今だからこそ、小沢さんには、民主党を再興し、健全な二大政党政治の確立のために活躍して欲しいと思っていました。小沢グループの中では、早急に離党し、新党を立ち上げて来たるべき総選挙に備えようという声が圧倒的に大きく、私や辻恵代議士など党内残留派は少数でした。それでもなお、小沢さんには何度もお会いして、離党を思い留まるよう申し上げてきました。
最後は、「提出前には相談して欲しい」と申し入れておいた離党届を提出され、それを取り戻す過程で小沢さんとの関係もこじれてしまいました。私自身は、今も小沢さんに対する尊敬の念、感謝の気持ちに変わりはありません。一方、小沢さんにしてみれば、飼い犬に手を噛まれたような気分かと思います。今後、私に対して厳しい態度で臨まれることでしょう。
政治の師である小沢さんとこういう状況に至ったのは残念ですが、一刻も早く、民主党本来の姿を取り戻し、小沢さんが率いる新党と連立政権を組めるよう党内の改革に全力を尽くします。
今、日本の政治は国民の信頼をつなぎ止められるかどうかの瀬戸際に立たされています。「今行動せずして、いつ行動するのか」と思い、政治を少しでも正しい方向に進めるべく野田総理にも小沢さんにも積極的に意見し、お二人の意に沿わない行動も取ってきました。
これからも目先の利益や自らの保身にとらわれることなく、多くの声なき声の代弁者として、自らの主張を堂々と貫く政治家でありたいと思います。今後とも変わらぬご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。
平成24年7月
衆議院議員 階 猛