16日、第172回特別国会が召集されました。総選挙後の初登院に限り、衆議院議員は国会の正面玄関から入場します。私の初当選は補欠選挙でしたので、閑散とした衆議院の玄関から入場しました。大勢の議員と報道陣でごった返す正面玄関を入って新しい議員バッヂを頂くのは初めてで、身が引き締まる思いでした。

昼過ぎから、民主党会派の代議士会が行われました。今まで自民党が使っていた広い部屋に場所を移したのですが、人数が3倍近くに増えたため、立錐の余地もないほど混雑していました。

さらに印象深かったのは、本会議場の光景です。私の議席は241番で、480席ある議場のちょうど中心に当たり、全体が見渡せます。民主党と自民党の議席の数と位置がすっかり逆転し、政権交代を実感しました。

予定通りに鳩山代表が総理に指名されて本会議が終了しましたが、急遽、議院運営委員会(議運)の理事を任され、同委員会と理事会に出席しました。議運では、党派ごとの各委員会の員数の割り当てなどが話し合われ、委員長、理事、委員の数で民主党が圧倒的多数を占めることになりました。「数の横暴」と批判されないよう、慎重な委員会運営が必要です。

夕方に、鳩山内閣の全容が明らかになりました。盛岡に講演に来ていただいた原口一博さんと長妻昭さんがそれぞれ総務大臣、厚生労働大臣に就任したほか、東大野球部の大先輩でもある藤井裕久さんが財務大臣、消費者関連法の立案等でご指導いただいた仙谷由人さんが行政刷新大臣など、個人的にもよく存じ上げている優秀な方々が入閣され、素晴らしい顔ぶれだと感じました。

総選挙で民意が選んだ政権がいよいよスタートしました。「政権交代してよかった」と国民の皆さんに思っていただけるよう、鳩山内閣を下から支え、マニフェストを実現するための法律や予算作りに励んでまいります。