本日は、寒さ厳しい折、また、ご多忙のところ、「しなたけし新春交流会」にご参会いただき、誠にありがとうございました。

私が衆議院議員になって半年余りが経ちました。当選直後に「解散総選挙があるかも」と言われ気忙しい毎日でしたが、おかげさまで代議士の仕事にも慣れてきました。今、金融と法律の知識・経験を生かしながら、年金、財政、地方分権、人権・消費者問題など、少しずつ仕事の幅を広げているところです。代議士の仕事であれ、弁護士あるいは銀行員の仕事であれ、これまで私が仕事をする上で戒めとしてきたのは、「・・・ぶらずに、・・・らしくせよ」ということです。今から20年以上前、高校時代の校長先生が我々生徒におっしゃった言葉です。最近の日本は、「・・・らしく」するより、「・・・ぶる」ことに一生懸命な人が多くなっているのではないでしょうか。効率よく簡単に金もうけをしようと、外見・形式を重視して中身・実質を軽視しがちな風潮が、建築や食肉、菓子、再生紙などさまざまな業界の偽装問題につながっている気がします。

ひるがえって、この岩手は、それぞれの職場、地域、家庭において、「・・・らしく」生きている方の宝庫です。普段は目立たなくても、地道に自分の役割を果たし、いざとなれば頼りになる方がたくさんいらっしゃいます。そのような信頼できる方たちに支えられ、郷土と日本の発展のために仕事ができることに日々感謝しています。そして、私は、社会の様々な分野で「・・・らしく」生きている方に光が当たるような政治を実現することで皆様への恩返しをしていきたいと思っています。

これからも、岩手1区の代議士らしく日々精進を重ねてまいりますので、引き続き、温かいご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

最後になりますが、皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、御礼のごあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。

平成20年2月9日

衆議院議員  階   猛