9日、野党4党が提出した内閣不信任案の審議が始まろうとする直前、紫のふくさに包まれた解散詔書が本会議場に運び込まれました。与党議員だけが「万歳!」と叫ぶ中、衆議院が解散されました。衆議院が解散される度に、有識者やマスコミは「〇〇解散」と名付けるのが通例です。解散直前の党首討論で、立憲民主党の野田代表は今回の解散を「裏金隠し解散」と呼びました。私は、二つの意味で「裏切り解散」だと思っています。

一つ目は、国民に対する裏切りです。自民党の総裁室で安倍首相と統一教会の幹部が選挙に関する協議を行っている写真や、政治資金パーティの裏金作りについて安倍派幹部の継続指示があったという会計責任者の法廷証言など、自民党の当初説明とは異なる重要な証拠が発覚しました。しかし、石破首相は、再調査で真相を明らかにする気がありません。

民間企業で不祥事が起きれば、①事実関係と原因を明らかにし、②責任者を処分した上で、③再発防止策を講じるのが常識です。まだ、①もろくに終わっていないのに、国会審議を早々に打ち切り、総選挙のどさくさに紛れてうやむやにしようというのは、国民とその代表者から成る国会への裏切りです。

二つ目は、「裏金議員を切る」の略で「裏切り」です。石破首相は就任前、総裁選の演説で「選挙で一人残らず同志が勝ち残れるようにする」と述べました。これを受け、裏金議員は全員自民党の公認候補になると思われましたが、最近になって石破首相は裏金議員の一部を公認候補とせず、公認候補であっても比例復活を認めない方針を打ち出しました。

その理由について石破首相は、7日の党会合で「どのようにすれば選挙で勝てるかという観点から判断した」と語りました。合理的な理由に基づくのではなく、「選挙のためには何でもあり」というなら、「政治家」ではなく「政治屋」です。政権を担う資格はありません。

私は、次の選挙を考える「政治屋」ではなく、次の世代を考える「政治家」でありたいと常に考え、活動を続けてきました。この6期目は、約3年の間に予算委員会、財務金融委員会を中心に合計73回、約33時間の国会質問を行い、議員立法を33本提出しました。

立憲民主党の「次の内閣」で財務金融大臣を務めさせて頂き、アベノミクスの負の遺産を一掃するための「新しい財政金融政策」の立案にも取り組みました。私をご支援頂いてきた皆様のご恩に報い、期待に応えるためにも、さらなる高みを目指します。

政権交代こそ、最大の政治改革。皆様のご支援を心よりお願いいたします。