17日、夏の甲子園で花巻東高校が奈良の智弁学園を破り、10年ぶりにベスト8に進出しました。その監督であり、菊池雄星投手や大谷翔平選手などを育てた「佐々木洋」さんから、2年前の冬、超党派の議員でお話を伺いました。三つの言葉が印象に残っています。
①常識にとらわれない-2列でのランニング、坊主頭など、高校野球界の「常識」を疑い、チームに最高の結果をもたらすために、変えるべきものは変えたそうです。智弁学園戦でも、試合前日に先発投手の投球フォームを上手投げから横手投げに変えました。常識ではあり得ませんが、相手打線も想定していなかったせいか見事に成功しました。
②夢ではなく目標を持つ-「目標」には、数字と期限がある点で「夢」とは違うそうです。数字と期限があれば、「そのためにはどうしたらよいか」を考え、実行します。大谷選手が高校時代に160キロの速球を投げられたのも、それを夢ではなく目標にしたからです。
③他人のせいにしない-失敗したら「やめてやろう」ではなく「おめでとう」、注意されたら「この野郎」ではなく「ありがとう」と考えれば、人生が変わると仰っていました。
さて、13日の盛岡市長選挙では、「内舘茂」候補が3度目の挑戦で見事に当選を果たしました。高校時代の同級生として、心より敬意を表し、お祝いを申し上げます。内舘さんの選挙戦にも、佐々木監督が語っていた三つのことがあてはまるような気がしました。
まず、「常識にとらわれない」という点では、私を含め政治家や政党の応援を受けることなく、支援者と選挙を戦い抜いたことです。盛岡市のように大きな自治体の市長選挙となると、自分の力だけで有権者に浸透することは容易ではありません。しかし、選挙前からの2千回を超える辻立ちや、過去2回の選挙で培った人脈を生かし、自力で支持を広げて勝利を収めました。
次に、「目標を持つ」ことに関し、内舘さんの「4年間で起業1千社」という公約は数字と期限が明確で、本気度を感じました。「そのためにはどうしたらよいか」を彼も考えているはずです。市長就任後は、職員の皆さんの力を借りてぜひ実現して欲しいです。
最後に「他人のせいにしない」という面では、過去2度の選挙で現職の谷藤候補に惜敗し、普通の候補者なら「やめてやろう」と考えてもおかしくありません。今回の選挙前には、私も内舘候補に「この野郎」と思われても仕方がないような厳しいことを、直接言いました。にもかかわらず、すべてを自分の血肉に変え、努力を続けた成果が出たのだと思います。花巻東も、内舘候補も「勝つべくして勝った」と、私は確信しています。