25日、私が代表を務める「政治塾新時代いわて」では、「世界で進む少子化、乗り切るのは都会か地方か」というテーマで、日本総合研究所の主席研究員として活躍中の藻谷浩介先生の講演会を開催しました。藻谷先生は、メディアにも度々登場し、『デフレの正体』や『里山資本主義』など数々の有名なご著書があります。
世間の常識やマスコミの情報をうのみにすることなく、国内はもとより世界中を歩き回って得た知識や客観的な統計資料に基づいて独自の分析を続けられており、本当に素晴らしい研究者です。私も長きにわたり、岩手など地方の課題を解決する政策を立案したり、国会で質疑したりする際に、先生のご著書やご講演を参考にしてきました。
今回のご講演においても、日本の主要産業と対外収支の最近の状況にはじまり、女性の就業と出生率の関係、都市部と地方部の人口構成の変化、日本と世界の人口密度の比較など、私たちの「常識」を覆すような「事実」を分かりやすいグラフや図表で次々と指摘。会場を埋めた約100名の参加者から、度々感嘆の声が上がりました。
その上で、高齢化のピークをいち早く脱する見込みがあり、世界的には「過疎」というより「適疎」と言える岩手のような地方部にこそ、将来に希望があることを熱く語って頂きました。極めて重要かつ身近なテーマであることに加え、ユーモアやクイズを交えた語り口で会場が大いに盛り上がり、政治塾の活動に弾みがつきました。
世の中に数多くの仕事がある中で、「世の中の仕組み」そのものを変えられるのが政治家の仕事です。少子化問題も東京一極集中も、国会や地方議会で「世の中の仕組み」を変えることで解決できる可能性があります。ただし、「世の中の仕組み」を誤った方向に変えれば、前よりかえって悪くなることもあります。最近問題となっている、保険証を廃止してマイナンバーカードに置き換えるという話は、その象徴かもしれません。
その意味で、政治家の仕事はやりがいがありますが、責任も極めて重いものです。だからこそ、政治がもっと身近で世の中に役立つものとなるように、「新時代いわて」という政治塾を立ち上げました。この塾は、政治家だけでなく、これから政治家を目指す人、政治に関心のある人が世代や党派を超えて集う場です。
誰かを排除したり、敵視したりすることなく、みんなで学び、知恵を出し、新時代のいわてがもっと元気になるように「世の中の仕組み」を変えていくことを目指しています。この活動をさらに広げるため、今後とも皆さまの温かいご支援を宜しくお願いいたします。