12日、衆議院内閣委員会では公務員制度改革法案を可決。普通の法案は審議時間が20時間を超えると「長くやった」という印象があるのですが、今回は連休を挟んで1か月超、審議時間はなんと45時間に達しました。

 加えて、野党からの資料要求に政府・与党は基本的に応じることとし、まだ閣議で決定されていない「退職管理の基本方針」や「採用抑制の方針」についても提出するなど懇切丁寧に対応してきました。

 私もこの間、かなりの時間をこの法案審議のために費やし、答弁や資料提出を行ってきました。

 そのような経緯をふまえ、民主党の田中けいしゅう委員長が審議を終結して法案の採決をしましたが、これに反対して委員会室に集まってきた野党議員と与党議員との間に小競り合いが発生。民主党の女性議員が転倒して足を負傷するなど最後は大混乱となりましたが、なんとか与党の賛成多数で法案が可決されました。

 野党の言い分は、「議論が不十分なのに審議を打ち切って『強行採決』するのはけしからん」ということなのでしょう。しかし与党としては、「本来であればもっと早く採決できたが、野党の求めに応じて審議も資料提出も十分行った上での『温厚採決』だった」と反論できます。

 どちらが正しいとは言いませんが、委員長の採決の宣言を力づくで阻止したり、委員会後の本会議での採決をボイコットしたりという、「強行」の際によくある野党の行為が今回は見られませんでした。委員長をはじめ政府・与党の「温厚」さが少しは伝わったのかもしれません。審議はこれから参議院に舞台を移します。