消防庁のハイパーレスキュー隊の訓練視察総務省で仕事をするようになってから1週間。消防庁のハイパーレスキュー隊の訓練視察や、総務省所管の独立行政法人である情報通信研究機構(NICT)の視察を除けば、省内でデスクワークをしています。

最初の大きな仕事は、麻生政権末期に行われた今年度第一次補正予算の見直し作業です。国営マンガ喫茶をはじめ無駄遣いがたくさんあると見られており、鳩山総理の指示のもと、各省庁ごとに、支出を止められる事業はないか1件ずつチェックしています。

予算を執行する担当者に話を聞くと、「この事業は地方にとって必要だから無駄遣いではない」と言いますが、もっと慎重に考える必要があります。

原口大臣以下の政務三役会議では、①本当に必要な事業なのか⇒②必要な事業だとしても、急いでやらなくてはならないのか⇒③急いでやるにしても、もっと安上がりでやれないのか、という3段階で検討していき、当初の予算をかなり削減することができました。

もっとも、支出を止めることによって地方の暮らしに悪影響を及ぼさないよう、十分に配慮もしました。例えば、私が担当したものの中に、携帯電話が通じない地域のために携帯基地局や伝送路を整備するための事業がありましたが、こういった事業については、あまり急激な削減は行っていません。

ちなみに岩手県は、全国で携帯が通じない地域が最も多い県ということで、この事業は効果が大きいと言えます。

政治主導と国民目線を維持していけば、自ずと成果は上がってくると思っています。