30日、岩手大学人文社会科学部の丸山仁教授のご案内で、同教授の政治学ゼミに参加させていただきました。岩手大学3、4年のゼミ生約15人を前に、まず私から、国会議員になるまでの経緯や、国会での法案審議の仕方など国会議員としての仕事の内容をお話しました。

その後、ゼミ生から、国会議員の一日のスケジュールや司法試験の勉強方法、地域活性化、格差解消への取り組み、陳情への対応の仕方、政治倫理向上の方法、 政権交代後の民主党の姿など、硬軟取り混ぜ、さまざまな質問が出されました。私もそれぞれの質問に対し、知りうる限り、可能な限りの回答をしていくうち に、あっという間に1時間半のゼミの時間が終わりました。

丸山教授からも「今の学生をどう思うか」という質問があり、

バブル時代に学生だった我々の世代に比べてはるかにまじめで勉強していると思うが、おとなしい感じもする。バブル当時は、財政も黒字で、少子高齢化問題や環境問題も注目されていなかった。今は生活に関わる問題が多い。また、政策決定に当たって国民世論が重視されるようになってきた。無力感を持つことなく、政治に関心を持ち、人生経験を重ねながら政治活動への参加も考えて欲しい。

と答えました。

現役の大学生と懇談するのは議員になって初めての経験でしたが、若い世代が抱いている政治、ないし政治家への疑問・要望などを直接聞き、議論することは大変有意義でした。大学生のみなさんが、このような機会を通じて政治を身近に感じ、さまざまな形で政治に参加する契機としてもらえれば、大変うれしく思います。