猛(しな たけし)代議士は毎週、国会の仕事が比較的少ない土・日曜日に地元 岩手県に戻って様々な活動をしています。

今回、わたくし千葉(簡単な自己紹介は最後で)が2日間、階代議士の地元での活動に密着してきました。その活動の様子をみなさんにリポート致します。

2009年4月11日(土)午前 ~地区訪問 編~

11日の朝、私は階代議士より一足先に、階代議士の選挙区・岩手1区(盛岡市・紫波町・矢巾町)に到着しました。階代議士は東京での仕事の関係で、この日は午後に到着しました。階代議士の盛岡市(岩手県の県庁所在地)にある事務所には3名の秘書がいます。

地元での重要な活動の1つに、地区訪問があります。広い選挙区内の支持者を、機関紙等を持って地区訪問をして回ります。この際に、後援会入会のお願いもしますが、地区訪問にはそこに住む方々の声を聞くという大切な役割があるそうです。まさに『政治とは生活である』ことを実感する、政治の原点というべき活動を、階代議士はもちろん、秘書全員が一致団結して、普段から行っているそうです。

1日目の午前中はこうした地区訪問を、私はさせて頂きました。始めの2軒は秘書の方と回って、手ほどきを受けましたが、「後は大丈夫だね。わかるね?」と言われ、後は1人で回ることになりました。初めての経験で戸惑う場面も多々ありました。しかし、基本は簡単なあいさつをして、相手の話を聞く。これに徹することであると私はそう感じました。
地区訪問する中で、ある住民の次の言葉が印象的でした。

政治家は「国民のため」「国民のため」と言うけれど、あの人達は私たちの生活なんて知らないでしょう。そんな人に「国民のため」なんて言って欲しくない

とおっしゃっていました。正にその通りだと思います。しかし、階代議士や秘書の方々は、普段から地区訪問をして、住民の話を聞いて回って、何とか彼・彼女の生活を良くしたい、助けたい、その誠実な思い、階代議士はただその一心から政治家をしているのだと私は、強く確信しました。

2009年4月11日(土)午後 ~街頭演説 編~

11日の午後の階代議士の予定は街頭演説です。3時間で計11箇所を回る予定です。私もその街頭演説に同行させてもらいました。

秘書と私の3人は大きな民主党のロゴの入ったワゴンカーに乗り込み数十分かけて最初の街頭演説場所に向かいました。車通りの多い道路わきに車を停め、階代議士と合流するやすぐに、階代議士は『国会活動報告』と題して15分程度、熱のこもった演説をしていました。もちろん、原稿なるものは一切ありませんでした。通りがかりの車の中で、手を振り応援してくれる人、1人ひとりに階代議士は「ありがとうございます」とお礼していました。

1つの場所での演説が終わると次々と場所を変えて回りました。階代議士は同じように「国会活動報告」を繰り返します。時には人通りのない住宅地に車を停め、「活動報告」をした場面もありました。それでも階代議士は演説を途中で止めたりしませんでした。誰かが立ち止まって聞いている訳でもないのにです。私は以前、「なぜ誰もいない様な場所でも、毎回のように演説を繰り返すのか」と聞きたことがあります。階代議士は「いや、見ている人は見ている」と言います。実際、その通りでした。最初は誰もいない通りでも、家から出てきて階代議士の演説を聞いている方がいるのです。

階代議士は演説が終わった後に必ず、通りがかりに演説を聞いていた方々や、家から出て演説を聞いていた方々、全員の所へ走って行き挨拶をします。そして、住民の話を聞きます。また小さな子供と、しゃがみ込んで話をする場面もありました。また、どんなに遠くで聞いていた方々に対しても走ってあいさつに向かいます。

この様に階代議士は、地道な活動を毎週毎週繰り返しているそうです。派手なパフォーマンスには頼らず、ひた向きに街頭で演説を繰り返しています。街頭演説といっても、階代議士は大勢の人の前で宣伝カーの上に立って、人を見下ろす形ではしません。台の上には立たずに相手と目線を合わせながら演説し、時にはその長身の体を窮屈そうに低くして目線を合わせて話もします。こうした活動1つとってみても、私はそばで見ていて、階代議士の政治に対する真摯で真面目な姿勢を感じていました。

2009年4月12日(日)午前 ~地区訪問 編~

12日午前8時半に私は、階代議士の盛岡事務所に到着しました。午前中は、再び地区訪問をさせて頂ました。昨日にも地区訪問を通して、『政治とは生活である』ことを、身を持って実感した私は、昨日とは心構えが違いました。しかし今回は、ポスターを貼らせて頂くことも最後にお願いして歩くと聞いていました。

この日は午前中いっぱいを使ってお宅を訪問して歩きました。この日、私はお宅を10軒くらいしか回れませんでした。と、言いますのは、住民の方のお話をお伺いする機会が多かったからです。昨日は不慣れであることもあり、ただただ挨拶をして、支持をお願いする形式的なやり取りが多かったのですが、今日は違います。挨拶をした後、こちらから一言話を振ります。そうすると住民の方はいろいろと話をしてくれます。階代議士はどの様な人物なのか、どういう政治家を望んでいるのか、今の生活で何に困っているのかなど、本当に色々話していただきました。中には心痛む話もありました。その方は明るさだけがとりえだと言って笑って語ってくれました。

私は、こうした住民の方々の声を力に政治はなされなければならないものだと実感しました。くどい様ですが、「政治とは生活である」と、本当にそう思います。

政治家の中には、選挙の時のみ有権者に頭を下げる都合の良い人がいると、耳にします。普段から自ら汗をかいて丁寧にお宅を訪問して、住民の声を聞くことを怠る政治家がいるということは悲しいことです。

階代議士の普段の取組みの一部を経験させて頂いた私は、わずか2日間ですが、こうしたことを、身をもって勉強させられる経験をしました。

この場をお借りして感謝申し上げます。本当に有難う御座いました。

―自己紹介―

千葉 一真(ちば かずま)。岩手県出身。現在、立命館大学に通う新3年生。春休みに階代議士の東京事務所でインターンシップを経験。その後、階代議士の地元(岩手県)での活動を知りたく、今回お世話になる。