18日、民主党行政調査会では、政策研究大学院大学の飯尾潤教授を招き、「政権移行の課題」についてご意見を伺いました。
飯尾潤教授は、「官僚内閣制」ではなく本来の議院内閣制を確立する必要を述べられた「日本の統治構造」(中公新書)という著書が有名です。メディアにも頻繁に登場し、日本を代表する政治学者の一人です。

教授は、「選挙と政策がつながっていなかったのが日本政治の問題」とし、マニフェストを党内で共有・具体化し、その実現のために政治家が各大臣を中心とするチームを作って官僚をコントロールする重要性を述べられました。

政権交代は、民主党にとって必ず成し遂げなくてはならない大目標ですが、選挙が終わって政権に就いたならばマニフェストを実行できる態勢をスムーズに整えなければなりません。

「政権交代だけでなく、政権移行も頭に置くように」という飯尾教授のお話は、大変参考になりました。