支援物資を運ぶしなたけしと髙橋但馬県議

4月1日(金)

大船渡へ支援物資搬送

1日(金)、しなたけし代議士は高橋但馬県議会議員と共に、水、消毒液、野菜等の支援物資を搬送しながら沿岸部被災者の現状視察に大船渡を訪れた。今回訪問した避難所は、神坂熊野神社と中野地域公民館で、震災当初は約310人、460人の方々が避難していた。

避難所で暮らす方々との対話を通じこれら避難所で確認出来たことは以下の通り。

  • 神坂熊野神社で避難者と対話

    電気は通電しているが、断水状況にあり給水車で補給を受けている

  • 基本食糧の供給は十分で、ニーズが長靴等の下足類、ゴム手袋、ティッシュ、シャンプー、洗剤、バスタオル、衣装ケース等、身の回り品や復旧作業へ向けての備品へと移ってきている
  • 入浴は、週二回、市のバスの送迎で五葉温泉に行っている
  • 高齢者が多く体調を崩される方が多い
  • ガソリンの供給も不足していない
  • 各避難所を拠点にし、同一部落内で自宅生活を送っている被災者にも支援物資を分けている

中野地域公民館で避難者と対話

まだまだ不便ではあるが、食糧に不足が無いこと、入浴が出来ていることに代議士は幾許かの安堵を覚えたが、まだまだ長期戦になると見込まれることから心身ともに健康面の管理を充実していかなければならないと実感した。

また、3月30日、31日に行われた代議士秘書団により行われた支援物資搬送を兼ねての大槌町視察でも報告されていたが、地元への帰属意識が高く、甚大な災害を経験したにも関わらず今後も同じ場所に住み続けたいと考えている人々が多いことも確認された。この点は、国の復興計画でも十分配慮が必要な点である。

内陸部で一時避難場所となる宿泊施設が準備されているにも拘わらず思うように移動が進まない要因としは、この高い帰属意識に加え、現地を離れると仮設住宅入居申込みで不利になるのではとの懸念、被災住居の後片付けの問題があげられた。代議士は、仮設住宅入居手続きに関し、被災地避難所に留まる方々と内陸部へ移動された方々で差別がないことを高橋但馬県議に確認し、県が再度、正確な情報の周知徹底を図るよう同県議に要請した。

代議士は、7日(木)にも、民主党復興ビジョン検討チームの一員として被害状況調査で陸前高田と大船渡を訪れる予定である。