18日、支援者の佐々木洋一様のご紹介で、矢巾町にある重症心身障害児(者)施設「みちのく療育園」を視察訪問して参りました。同施設を運営する社会福祉法人 新生会の村松正夫理事長と伊東宗行施設長にお出迎えいただき、福祉事業発展の経緯、施設の現状等をご説明いただいた後、施設を視察させていただきました。

  重症心身障害児(者)とは、重度の肢体不自由と重度の知的障害が重複して存在している障害児(者)で、障害が重いだけでなく医療や看護を必要とする児童を受け入れ、発達・生活を保障するために、受け入れ施設には病院機能も併設するとの特別な基準が設けられています。また、(者)とあるのは、医療・看護支援により成人以降も元気に生きられる障害者が増えたことによります。

  同障害児(者)への医療には健常児(者)へのそれに比べ、時間、スペース共に多くを要するのに対し、保険点数の割増はまだまだ小さく、運営はかなり厳しい状況にあるようです。また、福祉施設においては入所者50名に対し、介護用機械式特殊浴槽が一つしか無く非常に慌ただしい入浴になっているとの事でした。そのような環境下、笑顔を絶やさず、手作りのアニメをあしらった移動用ベッドを作るなどして、誠心誠意、介護に専念する介護士の方々の姿や障害児(者)の一生懸命生きる力に代議士は心打たれた様です。

    高齢者福祉と同様に、障害者福祉を充実するためにも、ムダづかいの削減や新経済成長政策立案を推し進めていかなくてはなりません。