fullsizerender26日、第192回臨時国会が開会しました。開会式には、生前退位が議論となっている天皇陛下が元気なご様子でお見えになり、全国会議員に向け、「その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します」とのお言葉がありました。

憲法上、国会議員の使命は、行政の監視と法律の作成、すなわち「追及」と「提案」です。先の通常国会で、私は、予算委員会などで合計14回、9時間27分の間、質疑に立たせて頂きました。安倍首相ら閣僚に対し、憲法改正のあり方、政府の情報開示姿勢、金融政策などアベノミクスの失敗、復興事業の遅れなど、政権の問題点を「追及」してきました。

その一方、「追及」で明らかになった問題点を解決すべく、被災地の住宅再建を後押しする被災者生活再建支援法の改正案や国民の知る権利を守るための情報公開法改正案など合計10本の議員立法を「提案」し、国会に提出しました。

こうした日頃の議員活動が評価され、開会前日の25日に、「第190国会三ツ星議員」の表彰を受け、主催者代表の田原総一朗さんから記念の盾を受け取りました。私自身にとって2年ぶり2回目の表彰でした。475名の衆議院議員全員が評価対象であり、今回は私を含め15名が三ツ星、34名が二ツ星、124名が一ツ星という結果でした。

このように国会において精力的に「追及」と「提案」の仕事ができるのは、党内外で日頃ご支援、ご指導頂いている皆様のおかげです。この場を借りて改めて感謝を申し上げます。

さて、今国会では、私の主たる仕事場所は国会から党内に移りそうです。蓮舫新代表の下、新しい役員体制が決まり、政務調査会長代理を務めることになりました。大串博志政務調査会長を支え、政府が提出してくる法案の一つ一つを調査して問題点を明らかにし、追及すべきところがあれば厳しく追及し、法案への賛否を決めていきます。

こうした「追及」の仕事に加え、「提案」の仕事も行います。マニフェストに掲げた「普通の人から豊かになる経済政策」、「人への投資を重んじる社会保障政策」、「近くは現実的、遠くは抑制的な安全保障政策」などを法案に具体化し、国会で成立を目指していきます。

民進党における政務調査会の役割は、会社でいえば商品開発部門と同じです。セールスマンである個々の議員、候補者がいかに素晴らしくても、商品である主張や法案に魅力がなければ会社は発展しません。前国会までの経験を踏まえ、政務調査会長代理として、民進党全体の「追及」と「提案」のレベルアップに貢献していきたいと思います。