14日午前8時43分ころ、岩手県一関市を震源とする阪神淡路大震災級の強い地震、岩手・宮城内陸地震がありました。 その時、私は、盛岡市の隣、滝沢村の鬼越蒼前神社でチャグチャグ馬コのパレード出発前の神事に参列していました。関係者で祝杯を挙げようとした瞬間に強い揺れに襲われ、お祭りムードが一変。同席の市町村の首長さんらと共に早々に退席しました。先週、盛岡市内でミャンマー・中国の被災者支援のための募金活動をしたばかりで、天災は所構わず、「忘れた頃」ではなく「忘れる前」にやって来るものだと肝に銘じました。

情報収集の結果、私の選挙区である盛岡市、矢巾町、紫波町は比較的震源地から離れており、幸いにして目立った被害はありませんでした。しかし、震源地近くでは死者・行方不明者が出るなど大きな被害が出ていることが明らかになり、15日午後、小沢代表をはじめ岩手県選出の民主党所属国会議員7人全員で一関市を訪ねました

副市長から被害状況の説明を受けた後、市内から秋田方面に通じる国道342号線を西進し、大規模な土砂くずれと橋の崩落があった矢びつダム周辺の視察を行いました。これ以外にも土砂崩れ、橋の崩落で同線は寸断されており、「県境にある須川温泉まで復旧するには数年かかるのではないか」というお話を地元の方から伺いました。また、同線と並行して流れる磐井川が土砂崩れで数箇所せき止められており、今後大雨があれば洪水の危険があると伺いました。

次いで、避難所となっている本寺小学校にお邪魔し、被災者やボランティアの方々にお見舞いと激励を申し上げました。一関市では、迅速な救出活動により、震災から一日以内で救出対象者337人全員が避難所等に搬送されたと聞き安心しましたが、奥州市宮城県栗原市などでも大きな被害が出ています。小沢代表は「自然災害に与党も野党もない」として被災地の救援と二次災害防止への強い決意を述べました。被災地の国会議員の一人として、今後国政の場で震災支援・復興に一生懸命取り組んでまいります。