sn380157.JPG25日の財務金融委員会では、21日に日銀副総裁に着任した白川方明氏と西村清彦氏の所信表明と、両名への質疑を行いました。現在空席となっている日銀総裁の代行を務めることとなった白川氏に質疑が集中。白川氏は、「国際協調と国内経済のどちらを重視するのか?」という問いに対し、「最終的には、国際協調よりも国内経済や物価の安定を図ることが重要」と答えるなど、福井前総裁よりも明快かつ簡潔に持論を語られるという印象でした。

民主党の池田元久委員が、日銀関係者が過去に総裁1名、副総裁1名で十分と語っていたことを引き合いに出し、「総裁1名、副総裁2名という体制にこだわらなくてもよいのでは?」と問題提起していましたが、私もまったく同感です。

平成10年の改正前の日銀法では、総裁、副総裁とも1名ずつでしたし、白川氏が総裁であれば、たとえ副総裁が一人でも十分職責を果たせそうです。