民主党税制調査会総会 藤井裕久会長25日、民主党本部において税制調査会総会が行われました。藤井裕久会長から民主党税制改革大綱案の説明が行われた後、出席した議員から質問や意見が出されました。

政府与党との最大の対立点である、ガソリン税など道路特定財源の一般財源化(道路整備以外にも使えるようにすること)と暫定税率の廃止(本来の税率に上乗せされている税率を廃止すること。ガソリン税の暫定税率を廃止すると1リットル当たり25円程度の値下がりが見込まれる)に議論が集中し、一部の議員からは地方の道路整備に支障を来すのではないかといった懸念も表明されました。

 

藤井会長は、一般財源化によって道路に使うか社会保障など他の目的に使うか地方が自由に決められるようになるし、暫定税率廃止によって減少する地方の財源は国直轄の道路事業の地方負担金(約6千億円)の廃止などでカバーできるから、今回の案は地方分権を推し進めるものだと答え、最終的には同案が了承されました。

藤井会長は私にとって東大野球部の大先輩であり、現役時代は捕手として活躍されました。今も党内議員から投げ込まれる様々なボールをしっかり受け止めて試合をコントロールする、チームの要として欠かせない存在です。