8日、岩手県知事選、県議選の投開票が行われました。知事選では私が支持していた「達増拓也」氏が圧勝で4選。県議選では私が応援演説に伺った、盛岡選挙区の「高橋但馬」「軽石よしのり」両氏、一関選挙区の「佐々木朋和」氏、紫波選挙区の「田村勝則」氏がいずれも当選を果たすことができました。選挙期間中、多くの皆様に多大なるご協力とご支援を頂きましたことに心より感謝申し上げます。

今回、応援に伺った県議選の4人の現職候補は、軽石さんを除きいずれも無所属で、但馬さんと佐々木さんは立憲民主党の推薦のみでした。そのような中、一関選挙区(定員5名)の佐々木さん、紫波選挙区(定員2名)の田村さんは、地元の支援者の熱烈な応援もあり、次点候補に一度もリードを許すことなく激戦を制することができました。

一方、盛岡選挙区(定員10名)は、NHK盛岡放送局の人気アナウンサーが選挙直前に出馬表明したことで状況が一変。彼を除く12人の候補者のうち誰が当選圏内に入るか最後まで読めない戦いになりました。

私が応援した二人のうち、但馬さんは、私と一緒に国民民主党を離党し、出身地であるつなぎ地区の人口も少ないことなどから当選を危ぶむ声もありました。しかし、災害ボランティア受け入れ態勢の構築、県内のインバウンド観光客急増への貢献、職場近接の保育施設の整備など、3期9年の県議会での実績に加え、いまだ44歳の若さと行動力を持つことが評価され、見事4位での当選を果たしました。

軽石さんは国民民主党に残りましたが、盛岡選挙区でもう一人、同党の公認候補が出馬。党の支持率の低さから見て大変厳しい戦いが予想されましたが、労働組織からの厚い信頼に加え、ラグビーW杯の釜石誘致や外国人労働者の生活支援など次世代につながる先見性のある議会活動を2期8年にわたって行ってきたことが評価され、8位で当選することができました。

前回選挙と比べて二人とも当選順位を一つずつ上げただけでなく、他の現職候補が前回より約2000票から6000票も票を減らす中、軽石さんは前回より399票の増、但馬さんは125票の微減となり、逆風をものともしない地力を示すことができました。

両候補がこれまで培ってきた「人脈」、高めてきた「人徳」、そして日頃の地道な活動とそれを基盤にした訴えが「人心」を捉えたのだと思います。まさに「党より人」。このような政治家を一人でも多く育てられるよう、政治塾「新時代いわて」の活動を広げていきます。