猛暑が続く中、仙台市では市長選挙が行われています。仙台市は、東北地方で唯一の政令都市であり、経済の中心です。そのトップがいかなる政治を行うかによって、岩手など東北各県の未来も変わってきます。

今回の仙台市長選は新人4人の争いですが、その中に郡和子(こおり かずこ)前民進党衆議院議員がいます。郡さんと私は同期当選で10年にわたり苦楽を共にし、震災復興など様々な仕事を一緒にしてきました。郡さんは、仕事に真面目に取り組むだけでなく、優しく謙虚なお人柄であり、党内でも非常に人望の厚い方です。

その郡さんが、衆議院議員のバッジを置き、故郷仙台の市長を目指して日々奮闘しています。15日には、郡さんを応援するため、私を含め同僚の国会議員5人が仙台に集まりマイクを握りました。私は、郡さんを仙台市長にすべき理由が三つあると思っています。

①仙台市民のため

~郡さんは、震災直後に復興政務官を務め、避難所や仮設住宅を回って一人一人の声を聴き、避難生活を改善しました。また、霞が関の前例にとらわれず、被災地の実情に沿った復興を進めるため、復興特区や復興交付金という新たな仕組みを創りました。郡さんは、総理や知事の「ご意向」ではなく、市民の「切なる願い」を実現できる人です。

②東北全体のため

~仙台市は近年急速な発展を遂げ、人口108万人、予算規模1兆円は岩手県全体と大差ありません。郡さんは、東北の人口減少と仙台への一極集中に危機感を持っています。教育や産業の支援を充実して仙台を発展させるだけでなく、国会や政府の仕事で培った東北各地とのネットワークを生かし、東北全体の発展をも目指して行動する人です。

③日本政治のため

~自民党一強政治のおごりから、権力を私物化する森友、加計問題が生じ、権力への批判を封じる共謀罪が強行採決され、首相、大臣、若手議員と傍若無人な振舞いが止まりません。仙台市長選で郡さんが当選し、東京都議選に続き自民系候補に厳しい結果が出れば、権力の暴走と腐敗を止められます。そして、公正で透明な政治を取り戻せます。

先日の地元紙の世論調査では、郡さんが「ややリード」と報じられました。しかし、投開票日の23日まで暑く熱い戦いが続きます。仙台、東北、日本の未来のため、仙台市長選挙では郡和子さんへの力強いご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。