平成19年に岩手1区の衆議院議員となってから、この7月で丸10年となります。一つの節目を迎えるにあたり、25日、「盛岡圏域の未来を拓く」というテーマで私自身としては初めての政治資金パーティを盛岡市で開催しました。

第一部の講演会では、実際に現地を回りながら地域振興に関する研究・執筆・講演を行っている藻谷浩介先生をお招きしました。先生からは、①首都圏より高齢化の波を早く脱出できる地方の方が子育て支援などに予算を回せて将来は明るいこと、②文化、食物、景観など盛岡圏域の素晴らしさに触れ、「当たり前」ではなく「有り難い」という発想を持つべきだということなど、データに基づいた、まさに「目から鱗が落ちる」お話を頂きました。

第二部のパーティでは、岩手県の達増知事、民進党の江田代表代行をはじめ盛岡圏域の首長、議員、そして民進党県連の同志を来賓としてお招きし、約500人の皆様の前で激動の10年間を支えて頂いたことへの感謝と今後の決意を述べさせて頂きました。

今回パーティへの参加を様々な方にお願いする中で、「民進党では厳しいんじゃないか」という声も少なからずありました。確かに、世論調査や都議選を見ても党勢回復の兆しはなかなか見えません。

しかし、安倍政権の下、

①森友学園や加計学園の問題に象徴されるように、権力にすり寄る者が甘い汁を吸い、異論を唱える者は無視され潰される政治

②「異次元の金融緩和」と称して、政府と日銀が株や不動産のバブルを起こし、円安による物価高やマイナス金利による利息減少という副作用を招くことで、将来への不安を高める政治

③五輪を控え東京など都市部に人、物、金が集中し、被災地の復興事業は遅れ地方の働き手が不足するなど、都市と地方の格差を広げる政治

がエスカレートする一方です。この政治の暴走にブレーキをかけ、正していく役割が今こそ重要であり、日本はもとより、盛岡圏域や岩手の未来を拓くことにもつながります。

そのために、たとえ苦しい道でも民進党の先頭に立って国政に全力投球し、再び政権交代を目指す決意です。さらに、故郷である盛岡圏域の発展のため、自治体議員をはじめ各界の皆さんと知恵を出し合い、次世代が勉学や仕事で存分に能力を発揮できる地域を創りたいと思います。これからも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。